社葬には取引先などその企業に関係する多くの方が参列します。社葬を厳粛かつ手順よく運営するためには、必要な役割と担当者を明確に定め、その作業内容をあらかじめ確認しておく必要があります。係の区分や必要となる人数は、葬儀の規模・内容により大きく異なります。ここに掲載した運営組織図はあくまでも一例です。葬儀社と相談の上、状況に合わせて役割分担をお決めください。
運営組織図 |
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各係の担当と仕事内容
葬儀委員長
社葬主催の代表者および総責任者です。通常、代表取締役が就任しますが、当の代表取締役が故人である場合には、重要取引先や業界団体のトップなどに依頼をすることもあります。ホテルでのお別れの会では「実行委員長」という肩書きか、会社における肩書き(例:代表取締役)が用いられます。
立礼役員
主に取締役が担当します。役付き役員は葬儀委員長や喪主とともに答礼します。
実行(運営)本部
社葬全体を統括し、葬儀社の協力を頼りに企画・推進します。
実行(運営)本部長
実務部門の責任者です。多くの場合、総務担当役員もしくは総務部長が担当します。
実行(運営)委員
実行本部長を補佐して活動するスタッフです。社葬の規模にもよりますが2~5名程で担当します。主に総務部や秘書室の社員で構成します。
社葬準備委員
多くの場合、実行本部のスタッフが人事部や広報などと連携して担当します。社葬実施が決定されてから社葬当日まで、実務部門で活動します。
その他の担当
総務部や秘書室が中心となり、人事部・営業部・経理部・資材部など、社内のあらゆる部署が協力し全社を挙げて担当します。